新卒採用情報

22歳の“私”に伝えたいこと

Tech&Design Center/ Design&Support Dept./Product Design Team
是枝優那2019年入社/筑波大学 出身

プロフィール

筑波大学で教育学を専攻。新卒で医療系ITベンチャーに入社後、子どもの可能性を広げる教育支援の会社に転職。2019年にイグナイトアイへ転職し、カスタマーサクセスチームを経て、プロダクトデザインチームに配属される。現在はプロダクトのデザインやサポートコンテンツ制作を通じて、お客様のサービス活用を支援している。

就活の挫折、第一希望の会社への転職

学生時代に一番熱中したのは卒業研究です。私は教育学部に所属し、特別支援について学んでいました。高校生の頃から「一人ひとり違うのだから、”目に見えない困りごと”のある方への教育を変えていきたい」という課題意識があり、この領域に強い関心を持っていました。研究では、当事者や支援者にインタビューを実施し、卒論という形でまとめ上げることができました。

卒業後の進路も、当初は特別支援事業を行うある会社を第一志望に掲げ、「ここで働く!」と熱く燃えていました。しかし、結局この時は、その会社とご縁はありませんでした。私はピュアな学生で、第一志望の会社へ就職できないことに、ひどく落ち込んでしまい…。そのまま一度、就職活動を止めてしまったのです。

その後、周囲は就職活動の真っ只中でしたが、友人からの誘いで、子どもたちとミュージカルを演じるNPO団体に参加することにしました。自己分析や面接練習から、歌やダンス三昧の日々に変わり、今振り返ると、激動の展開でした(笑)そこで、お芝居をしたり歌ったりする中で、子どもたちのひたむきに頑張る姿に力をもらい、「等身大で臨もう!」と、思いを新たに、就職活動を再開しました。そして、スカウト型イベントで出会った医療系ITベンチャーに、能動的な姿勢を評価されて、新卒として入社しました。

その会社で2年間働いた後、学生時代の就職活動で第一志望だった会社に、友人からの紹介でご縁があって転職しました。問題意識のあった社会課題に、何とかして取り組んでいきたいという念願が叶った瞬間で、涙が出るくらい嬉しかったのを今でも覚えています。転職後は、指導員として子どもの自立支援を手伝ったり、ペアレントトレーニング(保護者の声掛けや環境設定のトレーニング)をしたりなど、やりがいのある仕事に取り組みました。

サービスの言葉ひとつひとつに向き合う「UXライティング」

前職では、志を持って仕事に励む一方、次第に「学生時代から取り組んできた社会課題には、別の形で関わることもできる。仕事では、より自分に向いている仕事、能力を発揮できる仕事を探してみよう」と考え始めました。私は変化が好きで、ITの経験もあります。「IT業界で変化の大きい会社」という軸で転職活動をする過程で、Thinkings(当時はイグナイトアイ)と出会いました。

Thinkingsに入社後、カスタマーサクセスチームに配属され、当初はお客様のサービス導入支援を担当していました。その経験を活かし、現在は、プロダクトデザイン部に異動し、「UXライティングチーム」に所属しています。お客様がスムーズにsonar ATSを利用できるようにするためのサポートサイトや、サービス導入をサポートするeラーニングの企画・運営、また、UIデザイナーとともにプロダクトの見た目の部分(レイアウトやテキスト)を検討するのが主な仕事内容です。サポートサイトをはじめ、プロダクトで用いられる「テキスト」部分に責任を持っているのが、私たちのチームの特徴です。

sonar ATSは、長い歴史を持つプロダクトです。今日までに、いくつものバージョンアップを重ねてきました。その結果、「AのページとBのページで、同じテーマが違う表現で説明されている」という、表現の“ゆらぎ”が生じることがあります。

お客様がサービスを使いこなす上で、サイト上の言葉が与える影響は非常に大きいです。お客様が混乱しないよう、私たちは日々、サイトにおける表現上の改善点を見つけて修正したり、スタイルガイドと呼ばれる表現上のルールを定めたりしています。日本語の細かな言い回しによって、「これだ!」という絶妙な表現を見つけられた瞬間は、とても楽しいです。サポートサイトのコンテンツも、カスタマーサクセスチームやサポートチームと連携して、より自走を促せるように、お客様の声をもとに日々ブラッシュアップを重ねています。

私がカスタマーサクセスチームにいた頃、お客様支援のeラーニングコンテンツや、充実したサポートサイトはありませんでした。導入支援のノウハウや、ベストプラクティスが蓄積できないことは、社内でも課題になっていました。あの時感じていた課題に、UXライティングという形で取り組んでいます。

プロダクトデザインのやりがいと挑戦

プロダクトデザインチームでは、カスタマーサクセス時代に「こうだったら使いやすいだろうな」と感じていたことを、レイアウトやテキストに反映することができます。仕様書をもとに、UIデザイナーと一緒に細かい箇所もこだわって検討し、多くの試行錯誤を経てエンジニアに納品します。そして、エンジニアによる開発が終わり、サポートサイトの記事とともにお客様へリリースできた時には、まるで自分たちの子どもを送り出すような気持ちになり、とても達成感があります。さらに、お客様が自走して活用できている様子を知ると「この機能を開発してよかったな」と心から思いますね。開発の上流からリリースの下流まで関わることができるチームだからこそ得られる喜びがあります。

やりたいことはたくさんありますが、UXライティングメンバーは私も含めて3人の少数精鋭です。継続的にコンテンツを制作し、かつメンテナンスしやすいようにするため、各種コンテンツ制作のプロセスを「型化」していくことも意識しています。そうやって、限りあるリソースで「スピーディに最高品質の仕事を」というのを、心がけています。

プロダクトデザインチームとして、今チャレンジしているのは「ユーザー体験の解像度を高めること」です。お客様は「利用前に何を期待しているのか/利用中はどのような気持ちになるのか?」など、一連の体験を可視化しようと試みています。プロダクト開発に関わるメンバーと共通認識を持ちながら、よりお客様の期待に応えられるように、開発プロセスのアップデートにも挑戦中です。 将来的には、ユーザーインタビューなどを通じて、ユーザー体験の解像度をさらに高めていきたいと思っています。

高いチーム力で、理想を持って変化し続ける会社

Thinkingsは、怒涛の変化のなかで「改善し続けている会社」だと表現できると思います。会社の統合はもちろんのこと、新たなプラットフォームが高頻度で採用されたり、チーム再編が起こったりします。こうした変化には、きちんと理由があり、目指すべき理想があります。意志を持って変化し続けているのが、私がThinkingsを好きな理由です。

また、「チーム力が高い」という点も、大きな特徴だと思います。プロダクト開発においては、仕様書を作るチーム、開発するチーム、クオリティチェックするチーム、コンテンツを作るチーム、サポートするチームなど、さまざまなチームが力をあわせることが重要です。Thinkingsでは、すべての部署のメンバーが、「みんなでプロダクトを開発・改善していく」という価値観を共有できています。こうした意識を持って、プロダクトデザインチームの一員として働けているのは、とても幸せなことだなと思います。

22歳の“私”に伝えたいこと

自分の学生時代を思い返すと、就職活動に対して身構えていたなと、今では思えます。当時は、「就活は会社の大人たちに”ジャッジ”されること」と思っていました。とにかく自分をよく見せなきゃいけないと、身も心も固まっていたように思います。

今就職活動をしている皆さんには、「自分のストーリーのなかで、自由に就職活動してほしい」と伝えたいです。新卒で入社する会社は、確かにとても大切です。ですが、長い人生で考えて、「社会人として、最初にこの会社で経験を積みたいな」という感覚で、会社探しをしてもいいのだと、私は思います。

そのためには、自分のことをよりよく知り、受け入れることが第一歩だと思います。そして、「自分はこうやって会社を探す」という意志を持ち、誰からも強制されることなく、対等な関係性を持てる会社を探してみてください。その先にThinkingsがあれば嬉しいですし、Thinkingsに集まった人たちと一緒に、お仕事ができたらとても嬉しいです。

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